
先日、
同じ研究室の友達が生涯年収について熱く語っていました。
内容については、
四季報に書いてある年収は、前年度の年収でありその時の業績に左右されるのであまりあてにならないということ。
実際に四季報で年収が高くとも、生涯年収では平均年収を下回る企業と大して変わらない場合もあることなどでした。
例えば、
某メーカーに勤めていた研究員の方から聞いた話だと、その企業の平均年収は1000万近くですが年収のうち約4割位はボーナスで、例えば1500万もらえるとすると、そのうち700万はボーナスで、業績に大きく左右されるそうです。
また、成果主義と言われながらも基本的に年功序列制度をとっており、
年毎に同じ入社時期の社員のうち、ある割合の給与を上げていくのですが…
(例えばこの年は社員全体のうち3割の社員の給与上がる、次は4割上がる。)
そうすると、例えば優秀な社員のいる業績のいい部署の場合は、まわりの給与が上がりやすいため自身の給与も上がりやすいが、あまり業績のよくない部署…あまり給与の上がっていない先輩がいる部署だと、上の年代の先輩より給与を上げにくいため、自身の給与が上がりにくくなるそうです。
また、ある程度の年齢になると、
役員(だったかな?)に出世しなかった社員は、子会社出向し役職に就くか、もしくは4割ほど給与を減らしたポストに着くそうです。それでも大分貰えるそうらしいですが(笑)
また、転職者は基本的に役員級にはなれないそうです。出世の限界が決まっているとか…
何というか、こういう話を聞くと、学生はほんとーに何も知らないまま社会に出ていくのねーと思いました。
企業説明会では、給与体系、貰える年収に関する質問はタブーになっていて誰も質問しません。転職の際には、給与体系など詳しく交渉した上で入るのが当たり前だと聞いたのですが、どうしてそれが新卒採用には適用されないんでしょう。これから長いこと、もしかしたら人によっては40年近くお世話になる会社なのに、自身の給与のしくみについて何も知らないまま入るのって不思議だなぁ…と思ってしまいます。
給与体系って守秘義務に入るのかしら…よく分からないけど…
数字やデータの一側面を見て安易に判断材料にするのはよくないな、と思った出来事でした。
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